19歳の奇跡!上久保実咲プロゴルファー、プロテスト一発合格~2025年現在

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**上久保 実咲(かみくぼ みさき)**は、京都府宇治市出身の女子プロゴルファーです。2005年10月12日生まれの19歳(2025年時点)で、ジュニア時代から輝かしい実績を残し、高校3年生でのプロテスト一発合格を果たした俊英です。

プロ転向後はJLPGAステップ・アップ・ツアーを主戦場に経験を積み、レギュラーツアーでもトップ10入りするなど着実に成長を遂げています。ここでは彼女のジュニア時代から現在までの経歴を時系列で詳しく振り返り、その主な戦績やエピソードをまとめます。

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ジュニア・アマチュア時代の主な実績

◼️出身校奈良育英高等学校(奈良県)

◼️167cm

◼️型O型

◼️歴9歳~

◼️プロテスト受験回数1

◼️平均飛距離240Yards

◼️目標とするプロゴルファー山下美夢有

◼️プロテストに合格した感想&今後の目標

 凄く嬉しいです!

 

◼️アマチュア時代の主な戦歴(他競技でも可)

 日本ジュニアゴルフ選手権2位

◼️自己PR    

 いつも笑顔です

上久保実咲選手は8~9歳頃からゴルフを始め、早くから頭角を現しました。地元京都や奈良のジュニア大会で優勝・上位入賞を重ね、全国大会でも活躍しています。高校生までの主なアマチュア戦績は次のとおりです。

  • 2021年:全国高等学校ゴルフ選手権 春季大会 個人戦 2位タイ。同年の**日本ジュニアゴルフ選手権(女子15~17歳の部)**でも 2位 の成績を収めました。
  • 2022年:国内最高峰のアマ大会である日本女子アマチュアゴルフ選手権9位 に入賞。またこの年、プロツアーにアマチュアとして積極的に挑戦し、フジサンケイレディスクラシック日本女子オープンなどに出場して貴重な経験を積みました(※日本女子オープンでは予選落ち、71位タイ)。

引用元 rookiegolfgirls.com

これらの実績から、上久保選手はジュニア~アマチュア時代にすでに全国トップクラスの実力を示し、“将来を嘱望される存在”として注目されていました。

プロ転向(2023年)とプロテスト合格

2023年のJLPGA (日本女子プロゴルフ協会) 最終プロテストは、10月31日から11月3日まで、岡山県笠岡市のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開催されました。全101人の選手が出場し、4日間の72ホールストロークプレーで、上位20位タイまでが合格となりました。

主な合格者と成績は以下の通りです。

  • 1位:清本美波 (きよもと みなみ) -17
  • 2位タイ:石田可南子 (いしだ かなこ) -12
  • 2位タイ:馬場咲希 (ばば さき) -12
  • 4位:高木優奈 (たかぎ ゆな) -11
  • 5位タイ: 上久保実咲(かみくぼ みさき)10

また、2022年の「日本アマ」優勝者である寺岡沙弥香は、最終日に4バーディ、2ボギーの70で回り、通算10アンダーでトップ合格を果たしました

上久保実咲プロは奈良育英高等学校3年在学中の2023年にJLPGA最終プロテストへ初挑戦し、5位タイで見事一発合格を果たしました。プロテストは698人が受験し合格者21人(合格率約3%)という狭き門で、上久保選手は96期生としてその名を連ねています。高校生のプロテスト一発合格という快挙から“超逸材”とも評さ、当時から大きな話題を呼びました。

プロテスト合格直前にはステップ・アップ・ツアーの静ヒルズレディース 森ビルカップ(2023年7月)にアマチュアとして出場しベストアマチュア賞を獲得。この経験が自信となり、プロテスト突破に弾みをつけたといいます。

プロテスト合格後、上久保選手は同年末のQT(クオリファイングトーナメント)にも挑みQTランキング59位で通過。これにより翌2024年シーズンの一定数のレギュラーツアー出場資格も得て、プロゴルファーとしてのキャリアを本格スタートさせました。

2024年:プロデビューと主な戦績

2024年は上久保実咲プロにとって本格デビューの年となりました。3月のレギュラーツアー開幕戦から積極的に参戦し、下部ツアー(ステップ・アップ)との両立で経験を積んでいます。

  • プロ公式戦デビュー:2024年3月、「AXAレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアーデビューを果たしました。初日は7オーバーと出遅れましたが、2日目のラウンド中にJLPGAローカルルール13項(グリーンリーディング資料の制限)違反が発覚し**失格(DQ)**となるアクシデントがありました。これは前年までの古いヤーデージブック(グリーン情報)を使用したことによるものです。同伴選手キャディからの指摘で判明し、第1ラウンドからの複数回違反と判断されデビュー戦は苦い結果に終わりました。上久保プロは「すべて自分の責任」とこのミスを受け止め、以後の糧にしています。
  • 初のトップ10入り:デビュー戦の悔しさをバネに、翌月の4月「KKT杯バンテリンレディスオープン」では通算8位タイに入り、プロとして初のトップ10フィニッシュを遂げました。高卒ルーキーながら堂々の戦いぶりで、これはレギュラーツアーでの存在感を示す大きな一歩となりました。
  • その後のレギュラーツアー参戦:4月以降も主催者推薦などでいくつかのJLPGAツアーに出場しました。6月の高額大会「アース・モンダミンカップ」にも参戦し、男子シニア並みにタフなセッティングの中で健闘(通算+1)するなど、大舞台の経験を積んでいます(結果は予選落ち)。他にも「ヨネックスレディス」「資生堂・JALレディス」等に出場しましたが、レギュラーツアーでの予選通過はKKT杯の1試合に留まり、2024年シーズンの賞金ランクは141位程度でした。
  • ステップ・アップ・ツアーでの安定:一方、下部のステップ・アップ・ツアーでは安定した成績を残しています。2024年シーズン、出場した全ステップアップ大会で予選通過を果たし、4月の「大王海運レディス」で自己最高の5位に入る健闘も見せました**。ステップアップでは他にも10位前後の成績が多く、1年目から安定感の光る戦績でした。

なお、2024年末のQTでは最終ランキング110位となり、翌2025年は主にステップ・アップ・ツアーを主戦場とすることが決まります。

引用元 rookiegolfgirls.com

2025年:ステップ・アップ・ツアーでの活躍

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

2025年、上久保実咲プロは引き続きレギュラーツアーに挑戦しつつ、ステップ・アップ・ツアーで初優勝を目指して研鑽を積んでいます。

  • ステップアップ優勝争い:2025年シーズン序盤から好調で、4月の「フンドーキンレディース」では初日5アンダー首位発進と絶好のスタートを切りました。さらに6月の「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」では2日目を終えて通算10アンダー首位タイで最終日を迎えるなど、プロ初優勝に手が届く位置で戦う機会が増えています
  • 最終日最終組のプレッシャーを経験し「自分のゴルフに集中する」と語るなど、優勝争いの中でメンタル面の成長もうかがえます。惜しくもまだツアー優勝はありませんが、「複数回優勝して皆さんと喜び合いたい」と意欲を見せており、初タイトル獲得も目前と言えるでしょう。          引用元 instagram.comalba.co.jp
  • レギュラーツアー参戦:ステップアップで結果を残す一方、2025年もレギュラーツアーの出場機会を得ています。3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」や7月の「資生堂・JALレディス」に出場(いずれも予選落ち)。レギュラーツアーでの経験を積み重ねながら、まずは二部ツアーで実力を磨く時期となっています。2025年シーズン中盤時点での**ステップ・アップ賞金ランクは12位(約422万3千円)**と上位につけており、年間複数回のトップ10入り(6月には4戦連続トップ10入りも達成)など安定感が光ります。
  • スポンサー契約:2025年3月には、地元京都の大手企業SCREENホールディングスと所属契約を結んだことが発表されました。同社のロゴ入りウェアやキャップを着用してツアーに出場するなど、サポート体制も整っています。上久保プロは「地元企業に応援いただけることは光栄で、身が引き締まる思い。応援を力に変えてこれからも挑み続けます」とコメントしています。                    引用元 hochi.news

世界・国内ランキングの推移

上久保実咲プロのランキング面について、分かっている範囲で紹介します。

  • アマチュア時代:国内ジュニアランキング等で上位の実績はありましたが、公式な世界アマランキング等での目立った記録は確認されていません。ただし全国大会での上位入賞歴から、同世代の中でトップクラスの選手だったことは確かです。
  • プロ転向後(国内):JLPGAツアーでの賞金ランキングは、2024年は年間141位前後となりました(賞金獲得額はKKT杯の約¥2百万円のみ)。ステップ・アップ・ツアーでは2024年が賞金ランク20位台、2025年は中盤時点で12位につけています。またJLPGAの年間ポイントランキング(メルセデスランキング)は2024年が160位台でした。
  • 世界ランキング:2025年現在、上久保選手は世界ランクポイント圏内の試合出場・上位進出がまだ少ないため、**女子世界ランキング(ロレックスランキング)では下位(圏外)**となっています。初めて世界ランクポイントを獲得したのはおそらく2024年のトップ10時で、ごく小さなものに留まります。今後レギュラーツアーでの活躍次第で世界ランク上昇が期待されます。

引用元 news.golfdigest.co.jp

話題となった出来事・エピソード

上久保実咲プロは、その実力だけでなく様々なエピソードでも注目を集めています。

  • デビュー戦での失格騒動:前述の通り、プロ初戦(2024年AXAレディス)でグリーンブック規制違反により失格となった件は大きな話題となりました。プロ転向直後のルール適用ミスでしたが、これを機にヤーデージブックの新ルールがクローズアップされ、他の選手にも注意喚起されるきっかけとなりました(実際、JLPGAツアーでは2024年からグリーンリーディング資料の使用制限を導入しており、上久保選手以外にも違反者が出ています)。上久保プロ本人は「ホロ苦いデビュー戦になってしまったが、今後に活かしたい」と前向きに捉え、以降同様のミスなくプレーを続けています。
  • “中嶋常幸の弟子”:上久保実咲プロは伝説的プロゴルファー・中嶋常幸氏に師事していることでも知られます。中嶋氏主宰の「トミーアカデミー」で指導を受けており、その縁からメディアでは「中嶋門下のホープ」と紹介されることがあります。実際、スイング技術やメンタル面でも名匠の教えを吸収しており、ルーキーながら落ち着いたプレーには師匠譲りの精神力が感じられます。
  • 画才あふれるゴルファー:両親が美術系の仕事をされている影響で、上久保プロ自身も絵を描くことが趣味です。特にコピックペンを使ったイラストを得意としており、コロナ禍でゴルフ練習が制限された際には一日中絵を描いていたこともあったそうです。「いつも笑顔」が自己PRの彼女ですが、クリエイティブな一面を持つ点もファンにとって魅力となっています。    引用元 rookiegolfgirls.com

SNS・メディア出演

SNS(ソーシャルメディア)では、上久保実咲プロは主にインスタグラムで情報発信を行っています。アカウントIDは「@kamikubo_misaki」で、2千人超のフォロワーがいます 。

投稿内容は試合後のコメントや結果報告、練習風景、オフショットなど様々です。例えば「〇〇大会が終了しました。プロ1年目は学ぶことが多く充実していました。応援ありがとうございました😊」といったシーズン総括の投稿や、地元企業とのスポンサー契約締結報告、連戦でのトップ10報告など前向きな内容が多く、ファンからの応援コメントも寄せられています。笑顔の写真や時折登場するイラスト作品など、彼女の明るい人柄や多才ぶりがうかがえるSNSとなっています。

メディア出演としては、地上波・CSのゴルフ番組やネット配信にも登場しています。特に話題になったのは、BS-TBSのゴルフバラエティ番組「ゴルフONE~賞金総取りバトル~」への出演です。

2024年6月放送回「異色キャリア女子プロ対決」では、上久保プロが“中嶋常幸の弟子”という肩書きで紹介され、浅田実那プロ、寺岡沙弥香プロらとユニークなポイント制マッチに挑みましたx.com。番組内では緊張しつつも持ち前の負けん気で勝負し、視聴者に強い印象を残しました。

またCS放送の「ネクストヒロイン」特集やYouTube上の新人密着企画(ALBAやGDOのインタビュー動画)にも取り上げられており、「現役女子大生プロ」「笑顔が魅力のルーキー」としてメディア露出が増えています。

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